Media Servicesアップデートについて~Build 2018~
先日、Build 2018が開催されました。
その時に、Media Servicesについてもアップデートが発表されました。
今回は、こちらのブログを読んで、情報を整理していきたいと思います。
[大まかなアップデート内容]
1)Azure Media Services
・Azure Media Services API(v3)がPublic Previewになった
・Event GridやFunctionsとの統合
・2つのMedia Analysisを包括
・SDKの提供
.NET/.NET Core/Java/Go,/Python/Node.js
2)Video Indexer
・Azureサブスクリプションと紐づけられるようになった
・3つのリージョンで展開(West US, North Europe, and East Asia)
・Webサイトが6言語対応された(日本語サイトもあります)
今回は、1)のAzure Media Services API(v3)についてもう少しみていきたいと思います。
[Azure Media Services API(3)の機能]
①Transforms
プロセシングや解析などの単純な処理を定義することができます。
Transformにジョブを送信して、コンテンツライブラリのすべてのファイルを処理するために繰り返し使用することができます。
②Jobs
HTTP(s) URL、SAS URL、Azure Blob Storageにあるファイルのパスを使用してジョブを指定することができます。
③ Notifications
Job状況や状態、ライブ配信のstartとstop、エラーイベントの監視を行います。
Azure Event Gridと通知が統合されています。
さらに、Media Servicesの複数のイベントを簡単に契約?(設定)することができます。
④Azure Resource Management
Azure Resource Managementのテンプレートを利用して、Transformsやストリーミングエンドポイント、チャンネルなどを作成することが可能になりました。
⑤Role-based access control
アクセス制限をTransformsやChannelsなどのリソースレベルで設定することが可能になりました。
⑥Clients SDKs
1)に記載している言語に対応したクライアントSDKが提供されています。
v3ではAzure Resource Managerを利用してテンプレートを作成し管理面の機能を充実させた印象があります。
また、アクセス制限周りの機能も増えてきたので個別配信などのカスタマイズがしやすくなるのかなと思いました。
次は、REST APIを利用してv3を試してみたいと思います。
v3のドキュメントはこちら。
Azure Media Services v3 Documentation - Tutorials, API Reference | Microsoft Docs